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樋口明雄 「白い標的 南アルプス山岳救助隊K-9」

「白い標的 南アルプス山岳救助隊K-9」
著 者 樋口明雄 (ひぐち あきお)
発行所 角川春樹事務所


 「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズ。

 自宅で心臓発作を起こして倒れた妻の病名は虚血性心筋症。通常の医療では対処法がなく、早急な心臓移植が必要だった。その費用を捻出するため、須藤敏人は宝石店強盗を計画し、二人の仲間、佐竹秀夫、諸岡康司と共に実行した。ところが、仲間のひとり諸岡は宝石店に駆けつけた警備員を射殺。そのあげく、ひとり娘からもたらされた妻の病死の急報。

 失意の須藤は強奪した宝石をザックに、妻との思い出の山、厳冬期の北岳へ向かった。須藤を追う佐竹と諸岡。

 厳冬期の北岳を舞台とした山岳犯罪小説。
 物語のテンポは速い。

 犯人と山梨県警の追跡劇に、家庭生活が崩壊した単独行の登山者新田篤志、北岳バットレスの登攀を目指す大学生安西廉、大葉範久のパーティーの動向など同時進行で物語が展開。そして終局を迎える。

 息もつかせぬ展開。最終ページを読み終えて、ようやくホッとすることができる、あっという間の総ページ数440ページの大作。山が舞台の犯罪小説が可能だなんて。文字による映像表現の極み。

2017年6月8日 第1刷発行

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[ 2018/03/16 15:00 ] 国内の作家の本 樋口明雄 | TB(-) | CM(-)
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Author:きどのひつじ
散歩すると猫に会う。
いつもの場所にいつもの猫がいるのだが、人間とは付かず離れずの関係を保ちつつ生きているように思われる。

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