酒井順子 「源氏姉妹 げんじしすたあず」

見たり、読んだり、思ったり。

酒井順子 「源氏姉妹 げんじしすたあず」

「源氏姉妹 げんじしすたあず」
著 者 酒井順子(さかい じゅんこ)
発行所 新潮社

 リアルな性描写はないものの、著者が嗅ぎとった源氏物語から漂う濃厚な性の匂い。その匂いを頼りに、紫式部の書かなかった源氏と女君たちとの性生活が著者の筆力によって生々しく再現されました。

 A男とB男という二人の男性が、かつて同じ女性と性交渉を持ったことがあるという時、A男とB男は「兄弟」と言われます。・・・・・ 同様のことは、女においてもあるわけです。ある男性がいて、C女と付き合った後にD女と付き合ったならば、C女とD女は「姉妹」ということになる。(6ページ)

 本書では、源氏の魔羅を仲立ちとして「姉妹」になった女君たちの性と本音が「独白」という形で語られます。著者によってデフォルメされた源氏物語の登場人物たち。本書を『源氏物語』を読む際の一助とすれば、より一層『源氏物語』の読みを深めることができるに違いありません。

2017年1月20日 発行

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[ 2017/10/29 14:00 ] 生き方の本 酒井順子 | TB(-) | CM(-)
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散歩すると猫に会う。
いつもの場所にいつもの猫がいるのだが、人間とは付かず離れずの関係を保ちつつ生きているように思われる。

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