髙村 薫 「作家的覚書」

見たり、読んだり、思ったり。

髙村 薫 「作家的覚書」

「作家的覚書」
著 者 髙村 薫(たかむら かおる)
発行所 岩波新書


 2007年に政権を投げ出した人物が2012年に政権に返り咲くや否や、議会制民主主義を否定しながら成立させた様ざまな法律や施策。そんな人物が自ら関与したと思われる森友学園、加計学園問題についての疑惑を解消するための説明を懇切丁寧に行うといいながら、それは口先だけ。国政に関する様ざまな案件を放り出したまま、28日、臨時国会冒頭で衆議院を解散するという。衆議院議員総選挙は来月22日とか。

 国民は再び、国政を私物化しているとしか思えない、このような人物に政権を付託してしまうのだろうか。

 「作家的覚書」というタイトルから、創作活動の秘密が書かれているのかと思ったのだが、本書の内容は、2014年から2016年にかけて『図書』などに発表された社会時評。期せずして、疑惑隠しのために衆議院を解散しようとしている人物が政権を担当した時期に発表された社会時評でした。そんな社会時評を、現政権が疑惑隠しのために行う大義なき解散の日に間に合うかのように読み終えることができた。

 現政権の独裁を彷彿とさせる政権運営は言語道断と、その時々に思ってはいたのだけれども、本書の中で言葉を尽くして分かりやすく書かれていると、改めて、政権担当者の暴虐振りを客観的にとらえ直すことができる。

2017年4月20日 第1刷発行

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[ 2017/09/26 00:00 ] 国内の作家の本 髙村薫 | TB(-) | CM(-)
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Author:きどのひつじ
散歩すると猫に会う。
いつもの場所にいつもの猫がいるのだが、人間とは付かず離れずの関係を保ちつつ生きているように思われる。

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