逢坂剛 「アリゾナ無宿」

見たり、読んだり、思ったり。

逢坂剛 「アリゾナ無宿」

「アリゾナ無宿」
著 者 逢坂 剛(おうさか ごう)
発行所 中公文庫


 2017年1月に発行された「果てしなき追跡」を読み終えた後、続編が出るにはまだ間があるだろうし、と思いながら巻末ページを捲ると載せられていたのが「アリゾナ無宿」と「逆襲の地平線」の広告。

 広告のうたい文句は「果てしなき追跡」の6年後を描くとの内容。「果てしなき追跡」の発想の原点が本書かもしれないと思いながら読み始めた。

 本書の発行年月日は、2016年12月25日初版発行。最終ページには、「本作品は『アリゾナ無宿』(2005年4月・新潮文庫)を加筆・修正したものです。」との但し書き。どこがどう加筆修正されたのか分からないが、「果てしなき追跡」を発行するに当って、最低限度の整合性が図られたようだ。

 主たる登場人物は3人。両親をクォントリル・ゲリラに殺され、スー族に育てられた過去を持つ16歳の少女。射撃の名手である凄腕の賞金稼ぎ。ハコダテから来た正体不明の日本人。

 ストーリーテラーは16歳の少女。
 ハコダテから来た正体不明の日本人が「果てしなき追跡」の土方歳三に同定されていくようだ。

 異質な3人の登場人物が主役を張ることによって展開する日本人作家によって書かれた異色の西部劇。読者を飽きさせない読み応えのある物語。あっという間に軽く読み終えてしまった。読後感は、ただ一言「面白かった」に尽きる。

 解説は、堂場瞬一。

2016年12月25日 初版発行

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[ 2017/07/21 19:00 ] 国内の作家の本 逢坂剛 | TB(-) | CM(-)
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Author:きどのひつじ
散歩すると猫に会う。
いつもの場所にいつもの猫がいるのだが、人間とは付かず離れずの関係を保ちつつ生きているように思われる。

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